プラモデル制作記
1 |
ユニコーンガンダム制作
ある日、友人から連絡があり、
1/100 ＭＧ ユニコーンガンダムを制作してほしいとのこと。
ホームページに載せる写真も増やしたいので気軽にＯＫしました。
そして友人は最後に言いました。
「あとは塗装ぐらいです。」
ん？・・・あとは？
ＭＧのユニコーンガンダムは変形モデルです。
その為にプロポーションに問題があり、改造したりすることも珍しくありません。
どうやら改造は自分でしたようです。
フェイスを大きくして、肩も大型化して取り付け位置を上方修正、
股間部分の延長をしているとのこと。
基本的に他人が改造したものを触るのは好ましいものではありません。
どのような考えや方法で改造したか分からないからです。
まぁ本人は自信があるみたいなのでなんとかなるか。
嫌な予感はしますが。
しばらくしてキットが届きました。
箱を開けて確認します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ふ・・・・・・・
・・・・・ふは・・・・・・・・・ふははははは・・・・・・・・・・・
ふははははははははははは・・・ははははははははは
ちょっと待てっ！
ある程度は予想していました。
でもまさか、それを上回るとは・・・
ここで、もう一度確認しておきます。
ユニコーンガンダムの改造点ですが。
１・フェイスの大型化。
２・肩の大型化および取り付け位置の上方修正。
３・股間部分の延長。
この３点を改造したそうです。
１・フェイスの大型化。
写真のようにデストロイドモードで組み上げた頭部が箱に入っていました。
説明書の写真と見比べてみても違いがわかりません。
フェイス部分にサーフェイサーが吹いてあります。
でも、フェイスが大きくなっている様子はありません。
しかもそれ以外は、なにも変わっていない感じです。
？
まさか
フェイスにパテを盛って、そのパテを全部ヤスリで削り落したとか？？
プラスマイナス０・・・？？？
さらによくわからないのが、下の写真の〇で囲んだ部分です。
なぜか左側だけに、このようなパテを盛った加工跡？みたいなものがあります。
造形変更？片側だけに？
キズの修正？？こんなところに？？？
なんだろこれ？
まぁいいか。見なかったことにしよう。
さらに不思議なことに、ユニコーンモードに変形させようとしても
何かが干渉して出来ません。
？？
干渉している原因を探るために頭部を分解してみることに。
？！！
わかりましたっ！！
たしかにフェイスは大きくなっています。
それも よこ に！
黄色の部分が改造している部分です。
左右が非対称なので判明しました。
このフェイスの改造している部分が、ヘルメット内部と干渉して
ユニコーンモードにならないのでした。
たしかにフェイスは大きくなっています。
隠れて見えないところが。
さらに問題点が見つかりました。
このパーツはユニコーンガンダムの頬にあたるパーツです。
おかしいと思ったのでサーフェーサーを吹いてみました。
キズだらけでした。
えぐれたような部分もあります。
なぜ、このクリアーパーツにキズが？？
どうも、このキズの付き具合から推察するに、
フェイスを改造するときに、改造した部分とヘルメット内部との合いを調整するために
頭部を何度か組んだりバラしたりした様です。
初心者講座でもやりましたが、ガンプラはスナップフィットです。
パーツのピンを加工しないと、組み上げた場合に取り外しは難しくなります。
どうやら、フェイスと、このクリアーパーツの取り外しが難しくて
キズのある頬の部分にナイフを入れて、こじってフェイスを取り外したものと思われます。
それも何度も。
なんてことを・・・
たしかに取り外しにくいパーツはナイフを入れて取り外すことはありますが
それは、見えなくなる部分や目立たない部分、キズの付きにくい部分でやることです。
目立つ部分のクリアーパーツでこれをやるなんて普通はありえません。
クリアーパーツって修正し辛いというのに。
嫌な予感は強くなるいっぽうです。
素のキットを最初から改造するほうが簡単だぞ。これは。
1 |