プラモデル制作記

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MBF-02 ストライクルージュ制作


アスランが自爆してキラを巻き込んで、結果フリーダムを入手する経緯についての考察。


まず言っておきます。
このページは熱烈なシードのファンの方は見ないで下さい。
ラクスのファンも同様。
キラのファンも見ちゃダメです。
大らかな心の持ち主の人だけご覧ください。


さて、11ページの最後で書いたように、
アスランの自爆からキラがフリーダムを入手する経緯が、余りにも残念すぎて、
続きを見る気になれません。
それまでが非常に良かっただけに落胆が大きすぎます。

そこで、管理人なりに、どうなれば、11ページに書いたこと全てが
合理的で論理的に説明できるか考えてみました。

1.超能力や未来予知などのファンタジーな設定は必要なく説明できること。
2.人間関係や行動に矛盾なく説明できること。
3.世界観を変えることなく説明できること。
4.アニメ内で起こったことは変えないこと。

これが絶対条件です。
いくら、アニメだからと言って、何でもアリで済ませてはリアルな設定が無駄になります。
第一、それならば、設定など不要です。
結果に合わせてキャラの行動や世界観を変えられては堪ったものではありません。

たしか、主人公の搭乗する機体が途中から新しく変わるのは聖戦士ダンバインからじゃないかな?
これはスポンサーの強力な横ヤリだったハズ。
それまで、中世風の世界観と昆虫をイメージしたオーラバトラーで
剣とロケット弾程度の武器で非常にリアルな戦いだったものが、
いきなり、ビームサーベルみたいな物を装備し、飛行形態に変形する近未来的なデザインの
世界観をまるっきり無視したビルバインという
カラフルでとても玩具向けの新機体が登場してファンを怒らせました。

この流れがずっと続いているわけですね。
かと言ってスポンサーがいないとアニメは作れませんしね。
制作側は大変だと思います。

さて、本題です。
まず、何と言っても納得できないものが、「キラと直接関係したことのない第三者」が、
意識不明のキラをいきなり宇宙のラクスの元に運んだことです。
現実的に考えてコレはありえません。

まさかラクスが「瀕死のキラを偶然見つけたら有無を言わせず運んでくるように」なんて
あらかじめ頼んでいたはずはありません。
そんな事ができたらラクスは予知能力者になります。

ラクスからキラのことを聞いていたとしても、直接会って彼の人となりを
知っているわけではないのです。
それなのに婚約者のいる若い女性の元へ若い男性を連れ込む?
キラが間違いを犯す人間だったどうするの?
いや、まぁ、キラは間違いを犯してますけど。

とにかく、他に運ぶところが無かったのならともかく、わざわざ宇宙です。
倫理観に照らし合わせても無茶です。
普通なら、まずは地球で看病です。宇宙行きはそれから。しかもその手段が謎。

しかし、未来予知などのファンタジーな設定や、個人所有の楽々大気圏離脱宇宙船などの
世界観を変える無茶な条件でなく説明出来なくてはいけません。

そもそも、直接関係したことのない第三者という設定にムリがあるのです。
どう考えても超自然的な力に頼るしか方法がありません。

しかし、これが、ラクス本人だと話は変わってきます。
たまたま、目の前に知人が倒れていて、近くに病院も無く、知っている場所も無く、
自宅に運ぶしか方法がなかった場合です。
これならば、話は分かります。

しかし、今回のケースには難しいです。
自宅が宇宙であること。戦場で倒れている知人に、偶然民間人が出会うなど不自然すぎることです。

しかし、これが偶然ではなかったら・・・・
こう考えると全てのツジツマが不自然でなく合理的に説明出来るようになります。

そう、偶然ではなかったのです。

じつは、ラクスは初めてキラに合った時からキラに好意を寄せていたのです。
一目ぼれというやつですね。
しかし、ラクスにはアスランという婚約者がいます。
この思いは口にすることは出来ません。
そこで、キラを遠くからそっと見守ることにしたのです。

キラを見守るラクス↓

キラを見守るラクス写真
そう、ラクスはあの現場に居たのです。
当然キラが脱出したところも見ています。

第一、重体のキラが「祈りの庭」まで歩いていけるはずがありません。
ラクスが運んだのです。

キラを運ぶラクス↓

キラを運ぶラクス写真
もちろん、祈りの庭も民間の施設ではありません。
あんな所に偶然民間の施設があるなんて不自然すぎます。
あれは、不審な動きをするオーブを監視するザフトの秘密基地だったのです。
もちろん、そこに居た彼らは民間人ではありません。
れっきとした軍人です。

だから、近くで戦闘があったにもかかわらず避難もせずにいたのです。

祈りの庭の子供たち↓

祈りの庭写真
子供と言って侮ってはいけません。
彼らはコーディネイターです。
ナチュラルの大人よりもよっぽど戦闘力は高いのです。
もちろん、秘密基地なので地下にはMSや連絡用のシャトルも隠されています。
ラクスはこれに目を付けました。

そこで、ラクスはキラをこの前に放置したのです。

驚いたのは彼らです。
連邦の制服を着た若者が目の前に倒れているのです。
彼らにしてみれば、連邦の人間を基地に入れるわけにはいきません。
秘密基地がバレる可能性があります。
かと言って、看病しないと疑われる恐れもあります。
「もしかして連邦の罠?」彼らがこう考えても不思議はありません。

そこへ、たまたまラクスが通りかかりました(フリをしました)
そして、ラクスはこう言いました。

アスラン生きていたのね
アスラン!生きていたのね!」と。

彼らは秘密基地の軍人です。
アスラン本人と直接会った人間なんかいません。
たとえ、写真やテレビなどで見たことがあるとしても、
婚約者のラクスがアスランと呼んだのです。
ちょっとした違和感など100万光年の彼方へ吹き飛んでいます。

それに、地球に降りたアスラン達が連邦の戦艦を追ってオーブに潜入したことは、
知っていたハズです。
目と鼻の先でのことですからね。

アスランが連邦の制服を着ていてもおかしくないのです。

さらに、目の前でストライクとイージスの戦闘もありました。
疑う理由などありません。

しかし、彼らにしてみれば事は重大です。
何と言ってもアスランはザフトのお偉いさんのご子息なのです。
こんな所で死なれたら責任問題です。
トップの首が飛ぶだけでは済まされません。
そこで、ラクスの要望もあり、隠していたシャトルで宇宙に厄介払いをすることにしました。

こうしてラクスはシャトルを入手する事に成功。
敵であるはずのキラを、公然と宇宙の自宅に運ぶ手段が出来たのです。

もちろん、オーブがここを捜索しないハズはありません。
オーブはそんなに甘い組織ではありません。
しかし、主要部分は地下にある上に、彼らは本当にキラなど知りません。

彼らが知っているのは「連邦の制服を着たアスラン」です。

知らないものは知らないとしか答えられません。
こうしてオーブの捜索にもかかわらずキラは発見されなかったのでした。

オーブ捜索写真

カガリの不自然な行動ですが、これも説明がつきます。
キラを見守るくらいのラクスです。
当然、興信所や探偵を雇いキラの身辺は全て調べ上げていました。
そこでキラの出生の秘密やカガリのことも知ることになります。
こんなコトワザがあります。

「将を得んとすればまず馬を射よ」

そう、ラクスはカガリと仲良くすることにしたわけです。
まずは外堀を埋めることにしたわけですね。
そして、キラの出生の秘密などもカガリに話しました。
万が一、キラとカガリが男女の関係になってしまっては大変ですからね。

ライバルを排除するのは倒すだけが全てではないのです。

おかげで、カガリはキラのことは全て知っていたのです。
しかし、カガリはキラには言い出せませんでした。

なぜなら、キラとフレイの関係や友人との確執など見ているからです。

これ以上、キラに負担を掛けたくない。
カガリがそう思って当然です。

カガリアスハ
キラはコーディネイターです。
地球にいても迫害されるだけです。さらに友人とも上手くいっていません。
しかし、ラクスと共にザフトに行けば同じコーディネイターですし、
親友の アスランとも戦わなくて済みます。
さらに、ラクスと結婚でもすれば、それは、逆「玉の輿」です。
キラにとって悪いことは何もありません。

そもそも、カガリはオーブなのです。
オーブは中立です。

カガリにとってキラが地球でもザフトでも別に構わないのです。
実際、アスランを救助してザフトに送り返しています。

そこで、あのような(キラの死体もないのにまるでキラが死んだかのような)態度を取ったのです。
アークエンジェルにキラを諦めさせるためだったのですね。

これ以上キラを苦しめたくなかったのです。

もちろん、ラクスからの連絡でキラが無事なのは知っていました。
カガリの不自然な行動は全てキラの為を思っての行動なのでした。

こうしてラクスは後顧の憂いなくキラを拉致監禁することに成功したのです。

そう、キラをラクスの自宅へ運んだのはラクス本人なのですね。
第三者ではありえません。ラクス本人です。

では、なぜ、第三者の彼が「私が君をここまで運んだ」と言ったのか?
彼はウソは言っていません。

ラクスは女性です。
いくらなんでも彼女一人の力で人間を運ぶのは無理です。
キラを運ぶように指示したのはラクスでも直接労働したのは彼なのです。

そう、彼がキラを運んだのです。
ラクスの命令で。

彼は単に重要な一言「ラクスの命令で」と言うことが言えなかっただけです。

私が君を運んだ写真
では、なぜ彼はキラがシードを持つものと知っていたのか?

実はコレ、意味が少し違うのです。
シード=種。
ですよね。
種馬って知ってますよね?
こういうコトワザがあります。

据え膳食わねば武士の恥。

彼は遠まわしに言っていたのです。
「君はシードを持つものだ」

直訳します。
「てめーも種を持つ男だろーが。さっさと犯ってしまえ!」
せっかくだから。既成事実を作ってしまえと。

これがほんとの意味です。

種馬写真

キラがラクスの自宅で目を覚ました時、あっさり納得したのにもちゃんと理由があります。
キラはフレイとの関係に疲れていました。
そう、お互い距離を置いてゆっくり考える必要があると思っていたのです。
キラにとってもラクスの自宅で療養するのは都合が良かったのですね。

こうして、ラクスはキラを独占することに成功しましたが、
これで終わりと言うわけではありません。
まだ、重要な問題が残っています。
キラの性格からして、またアークエンジェルの戻ろうとする可能性があります。

そうすると、フレイとの関係が改善されるかも知れません。
フレイだけではありません。
別の女性がキラの前に現れないとは限らないのです。
ラクスは手を打つ必要がありました。

そこで目を付けたのがフリーダムです。

実はラクス、キラの看病の合間にフリーダムの格納庫に忍び込んで
コクピットに ある装置を取り付けていました。

フリーダムにある装置を取り付けているラクス↓

フリーダムにある装置を取り付けているラクス写真
ラクスが取り付けたもの。

1.GPS発信機。
2.盗聴器。
3.隠しカメラ。

これでキラの動向が手に取るように分かります。
キラを誘惑する女が表れても即座に排除する用意はできました。

そう、フリーダムはキラを監視・・いえ、見守るための必須アイテムなのでした。

フリーダムを渡すラクス写真
こうして万全を期したラクスはキラを送り出すことにしたのです。
そうなのです。全てはラクスの純粋な愛情の結果だったのです。

異性からあまりに高価なプレゼントを貰った場合は注意しましょう。


さて、最後の問題です。
ザフトから地球へはMS単機で行けるのに、なぜ戦艦だと日数が掛かるのか?

稼働時間の短いMSで行けるからには近くなくてはいけません。
アニメを見る限り全力戦闘で10分程度。節約すればもっと動くのかな?
移動だけなら結構動くハズ。
スパイ衛星が150~600㎞
国際宇宙ステーションが400㎞
GPS衛星が20000㎞です。
F15戦闘機の内部燃料での航続距離が2800㎞ですから
稼働時間から考えて、それより航続距離があるハズはありません。
地球から国際宇宙ステーションまで行けるかどうか。
GPS衛星までは無理です。

ザフトと地球はそれくらいの距離ですね。

ということは戦艦がとんでもなく遅いということになります。
よく考えたらアークエンジェルは、壊れたコロニーで水の補給をしたくらいです。
たとえ、そこで燃料の補給をしたとしても1回だけです。
それだけなのに、あれだけ戦い抜きました。

よほど燃料効率のいいエンジンだと考えられます。

核はジャマーで使えません。
普通のロケットなどの液体燃料や固形燃料では燃費の問題でムリです。
と、言うことは・・・・残るは・・・・イオンエンジン?

イオンエンジンは小惑星イトカワを探査した「はやぶさ」に搭載されたエンジンです。
非常に小型で燃費のいいエンジンですね。
人工衛星や宇宙探査機などに使われているエンジンです。
これならば可能かも知れません。

小惑星探査機はやぶさ↓

はやぶさ写真

ロケットエンジンの1000分の1以下の推力です。

科学技術の進歩を考慮しても原付ほどの速度を出すのは難しいかも知れません。
推察するに、 自転車よりは早いと思われます。

これなら納得です。近くても時間が掛かるんです。

そもそも皆さんは誤解しています。
アークエンジェルやその他の船は戦艦ではありません。
こんなに遅い乗り物では戦闘艦として使うには疑問です。
それなのになぜ必要なのか?
直接MSで戦闘に行けば済むことです。近いんですから。

さて、宇宙で一番困るのは何でしょう?
地上ではそれほど困らなくても、宇宙だと困ること・・・

そう、排泄の問題です。
地上ならばMSから降りて用を足せます。
しかし宇宙だとそういうわけにはいきません。
コクピットにぶちまける訳にはいかないのです。
トイレは必須になります。

そうです。アークエンジェルは戦艦ではありません。トイレです。
働く現場にトイレは必須なのです。
移動式仮設水洗トイレが本来の用途です。

これならば速度は必要ありません。
あれほど水が必要だったのも納得できます。
流せないと大変なことになりますからね。

しかし、トイレとはいえ、壊されてはたまりません。
戦場が糞尿まみれになります。そうなっては戦闘どころではありません。
そこで、武装することになり、出すもの出せば腹も減るということで食堂も作り
食べると眠くなるということで宿泊施設を増設しで、
あのような戦艦のような形になったものと推測されます。

戦艦に「足つき」と「そうでないもの」があるのは洋式と和式の区別のためですね。
足つきが洋式です。
証拠にアークエンジェルには洋式のデザインが取り入れられています。

アークエンジェル写真
黄色部分が洋式のデザイン部分。
洋式の便座が取り入れられています。
これは遠くからでも見分けられるようにです。

どうやら、足つきの艦船のデザインは洋式に座った人がモチーフとされているみたいですね。
便器に座った足のイメージです。

基本的に女性には洋式が好まれます。
しゃがむのは足腰への負担が大きいからです。
女性兵の多い連邦に足つきタイプの艦船が多いのはこのためです。
男性の多いザフトなどは足の無い和式艦船が好まれます。
これは、他人の座った便座には座りたくないという心理からのようです。


これで全ての問題が、超自然的な力を使わなくても論理的に説明できました。
ほぼ、これで間違いはないハズです。

これで納得して続きを見れます。
もちろん、まだ全部見ていませんし、ある程度の推測も含まれていますので
すこ~し、修正する必要があるかも知れません。





だから言ったのに。

シードのファンの人は見ちゃダメだって・・・

言いたいことは分かります。
こんな無駄な労力使ってるヒマあるならプラモデル作れですよね。
わかってるんです。でもね、やりたかったんです。


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