初心者講座

コンプレッサー


それほど多くのエアブラシもコンプレッサーも使用したことがないので
あまり紹介はできませんが今まで使ってきたものです。
新しい機種に変わっていたり、すでに販売していない可能性もあります。


コンプレッサーの写真

  入門用エア缶とエアブラシ

一番最初に購入したのがタミヤの入門用エアブラシとエア缶のセットです。
簡易型で、エア噴出力の細かな微調整ができないので、繊細なグラデーション塗装は
ムリですが、ベタ塗り塗装なら十分活用できます。
缶スプレーの上位版といったところでしょうか。
缶スプレーと違い塗料を自由に選択できるのが魅力です。
シンプルな作りの、塗料ボトル吸い上げ型なので、
たまにプラモデルを作るぐらいならこれで充分という気はします。
値段も3.500円ぐらいのものから7.000円ぐらいのものまであります。
いちいちエア缶を購入するのが面倒なのですけど。


コンプレッサーの写真

  スプレーワーク ベーシックコンプレッサー
  (タミヤ)

コンプレッサーとエアブラシのセットです。最大出力0.11MPa。
安価なうえ、トリガー式のエアブラシを採用しているので初心者にも扱いやすく
手軽に本格的なエアブラシ塗装を始められます。
ただし、エア圧の調整や水抜き用のエアーレギュレーターは付いていないので
長時間の塗装には向いていません。
電源もRC用7.2Vバッテリーなので家庭用コンセントを使うとなると
別売りのACアダプターが必要になります。
さらに付属以外のエアブラシを使おうとしても、ホース径が合わないので
これまた専用アダプターが必要になります。
本体価格は11.000円ぐらいですが、トータルで考えると最低でも15.000円は
超えるので、もう少し無理をしてでも上位のコンプレッサーを購入したほうが
いいかもしれません。
振動が強く、音が結構うるさいので夜間の塗装には向いていません。


コンプレッサーの写真

  エアテックスAPC-001R
  (エアテックス)

最大圧力0.38MPa。小型のわりに高出力のコンプレッサーです。
本体には簡易フィルター式水抜きエアレギュレーターが装着済みで
値段も19.000円ぐらいで、エアブラシを固定するハンガーとエアブラシがあれば
すぐにでも本格的なエアブラシ塗装が始められます。
オート作動スイッチを搭載しているので、エアを出さなくなると停止
エアブラシのボタンを押すと作動します。
最大圧、値段、周辺器具などのコスパを考えると
最も理想的なコンプレッサーの一つかも知れません。
ただし、フィルターが簡易型なので長時間の連続使用には少し厳しいときがあります。
高出力で広い面積の塗装や手早く塗装しなければいけない場面に強いので
力が必要であまり塗装時間の掛からないベタ塗り塗装向きかもしれません。
振動が比較的大きく、音もうるさいので夜間の使用には向きません。


コンプレッサーの写真

  Mr.リニアコンプレッサーL5

  クレオス

最大圧力0.12MPa。リニア駆動方式のコンプレッサーです。
リニア駆動方式は作動音が静かで振動も少ないのが最大の特徴で、
夜間のマンションやアパートでも問題なく使えます。
また、非常にコンパクトで幅約15.0㎝×奥行約10.0㎝なので
場所を選ばず、卓上で使用することができ、長時間の連続塗装も可能。
そのぶん、最大圧力は低くめなので、手ごろな模型の塗装には十分ですが、
ひろい面積を塗装する場合や、手早く塗装しなくてはいけない場面では
力不足を感じる時があります。
ベタ塗り塗装よりもグラデーション塗装のような繊細なタッチが必要な模型や
時間をかけて塗装する人向きだといえます。
値段は26.000円以上しますし、エアーレギュレーターも別に
購入しなくてはいけません。
現在管理人が愛用しているコンプレッサーです。
L7という コレの上位版もあるので現在購入しようか検討中。


エアレギュレーターの写真

  Mr.エアーレギュレーターⅡ(クレオス)

コンプレッサーは空気を圧縮してエアーを送りますが、このとき
空気中に含まれている水分も一緒に圧縮します。
その水分はコンプレッサーの中に溜り、圧縮したエアーと共に噴出されます。
こうなっては塗装はできません。
その圧縮された空気と水を分離し、エアーの圧力を調整するのが
エアーレギュレーターです。
吐き出された水は圧縮された空気と分離され、レギュレーターに付いている
ビンに溜まります。
長時間の塗装や梅雨時期の塗装には欠かせないので
コンプレッサーを購入するときはコレが付いているかよく確認する必要があります。
7.000円前後と単体で購入すると高価なのでセットされたものが理想。


エアブラシ

プロコンBOY FWA プラチナ0.2 ダブルアクションタイプ(クレオス)

エアブラシの写真 エアブラシの写真

エアブラシは「簡易型」、「シングルアクション」、「ダブルアクション」、
「トリガータイプ」の4種があります。

簡易型・エアと塗料のノズルが別々になっているタイプでシンプルな構造なのが特徴です。
繊細な微調整はできませんが低価格なので主に入門用として使われています。
一番上の入門用エア缶とエアブラシがこのタイプです。

シングルアクション・これは、ニードル開度を先に調整し、塗装中はエア圧のみ
操作する方式のことです。
ボタンを押し込むことによりエア圧を調整して塗装します。
ベタ塗り塗装であれば、ニードル開度さえしっかり調整しておけば、エア圧のみに
集中できるのでこちらの方が楽かもしれません。

ダブルアクション・これは、ボタンを押すことでエアのバルブを開き、
そのまま引くことでニードルをスライドさせる2段階式です。
このため、微調整がしやすくオールマイティに使えるので、
グラデーション塗装やウェザリング塗装もするのであればこちらをおススメします。
そのぶん少し疲れますけど。

シングルアクションとダブルアクションの見分け方ですが
ボタンを後ろへスライドする溝があるかないかで見分けられます。
シングルアクションには無く、ダブルアクションには付いています。


エアレギュレーターの写真

  写真は分解洗浄中の
  ダブルアクションタイプ
  エアブラシ

このボタンを引ける溝があればダブルアクション。無ければシングルアクション。


トリガータイプ・銃のようなトリガーを引くことでエアとニードル開度が連動して
変わるのがトリガー式です。
適切な調整が出来ていれば操作が非常に楽で長時間の塗装に向いているようです。
管理人はこのタイプを使ったことがないので詳しくはわかりません。



塗装しながらの塗料の調整ができるのはダブルアクションタイプです。
もっともオールマイティに使えるのでどういう選択をしていいかわからない場合は
これを選択しておけばまず間違いありません。

シングルアクションタイプでもグラデーション塗装は出来なくはないですが、
やはりダブルアクションタイプの繊細なタッチには敵いません。
グラデーション塗装もウエザリングなどの表現も一切しないのであれば
どのタイプでも問題ないと思います。

トリガータイプも塗料の調整はできるみたいですが、エア圧との連動なので
どれぐらい微調整ができるかは使ったことのない管理人には不明です。
ちょっと興味はあるのですが、トリガータイプで口径の小さなものがあまりないので
ダブルアクションタイプほど繊細な調整はムリなのかも知れません。
しかし、疲れにくいというところが魅力なんですよね。





写真のものが管理人の使っている「ダブルアクションタイプ」エアブラシです。
ノズル口径0.2㎜「エア アジャスト システム」、「セミイージーシステム」
「エア アップ機構」採用。

エア アップ機構・低圧で使用する小口径ノズルに合わせてエア圧を安定させます。

エア アジャストシステム・カップ下のダイヤルによって吹き出すエアの量を
繊細に微調整。

セミイージーシステム・ボタンを押して僅かにエアが出ている状態から引けるので
急にエアが噴出して塗料が飛び散るのを防ぎます。




エアブラシの先端部品のことをニードルキャップといいます。

先端が先細りになったタイプはスタンダードなニードルキャップです。
ミストを収束させるので塗料が中心部に集まります。

先端が広がったタイプは逆にミストを収束させないのでノズル径の大きな
エアブラシによく使われています。

先端を切り欠いたタイプは先端の広がったタイプと同じでミストが広がるタイプですが
エアが切り欠いた部分から逃げるのでエアの吹き戻しが少なくなります。

どれが優れているとかはないので用途に合わせて選択します。
簡単に言えば先端の先細りのタイプはビシッとした線が書けるのに対して
先の広がったタイプは周囲のぼやけた線が書けるというところでしょうか。

ベタ塗り塗装がメインでしたら先端はスタンダードな先細りタイプでいいと思います。
グラデーション塗装がメインでしたら、先端が先細り以外のもので
口径の小さなタイプという感じで。
大まかに言えば選択するのはこんな感じでいいと思います。
とは言え管理人はベタ塗り塗装はしないのでそちらに関しては少し自信がありません。

管理人が使っているのはクラウンタイプと呼ばれる先端の切り欠いたもので
口径の小さなタイプです。
グラデーションを多用するのでふわりとした柔らかい塗装が望ましいのでコレを選択。
ただし、あまりに小さなパーツのグラデーションは厳しいので
もう少し口径の小さなエアブラシが欲しいです。



管理人流エアブラシとコンプレッサーの選択目安です。

ガンプラなどの小さなパーツ群で構成され、パーツ点数の多い塗装がメインで
グラデーション塗装に特化するならば口径は0.2㎜以下。先端は切り欠いたタイプ。
エアブラシはダブルアクション。
コンプレッサーはパワーよりも長時間塗装可能なしっかりしたレギュレーター重視で選択。
リニア駆動がおススメ。
ちゃんとしたレギュレーターなら梅雨時期にほぼ一日中連続塗装しても大丈夫です。

ガンプラで ベタ塗り塗装だけならスタンダードな先端の先細りタイプ。
口径もそれほど気にしなくてもいいと思います。
エアブラシのタイプも好みでいいと思いますが、ダブルアクションは
オールマイティーに使えるのでコレを選択しておけば問題はないと思います。
コンプレッサーも好みのもので問題ないかと。

カーモデルのボディーのような大きな面の塗装で光沢塗装がメインならば
エアブラシの口径が小さすぎるとキレイな塗装は難しいと思います。
表面を均一で滑らかに仕上げることが重要なので
それを念頭に置いた選択が必要になると。
エアブラシはシングルアクションのほうがいいかもしれません。
吹き付け中の塗料の調整はあまり必要ないハズです。
先端部分に関してはどれがベストかは分かりかねまが、
口径の大きいエアブラシの先端は広がったタイプが多いのでこちらがいいのかも知れません。

航空機や戦車や艦船のような排気や雨垂れなどのウェザリング表現もするなら
エアブラシはやはりオールマイティーなダブルアクションタイプがいいと。
先端部分に関してもそれほど繊細なグラデーションも
カーモデルのようなキレイな光沢が必要というわけでもないので
どれを選んでもそれほど問題はないと思います。

コンプレッサーは基本的にガンプラ以外だと、パーツ点数もそれほど多くなく、
面積の広いパーツが多かったりするので、広い面積を手早く塗装できるパワー重視で選択。
(あまり強すぎても必要ないですが)
リニア駆動だと力不足になる場合があります。
それほど長時間連続塗装しないのでレギュレーターは簡易型でも問題ないかと。
こんな感じで選択すればそれほど間違いはないと思います。


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