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エアブラシメンテナンス・分解
エアブラシの簡単な洗浄方法は、
カップ内の塗料を全て吐き出させてから、
溶剤を注いで写真のようにノズルキャップを緩めるか指で塞いでエアを送れば、
カップ内でエアが逆流し「うがい」状態になります。
これで溶剤が撹拌されるのでカップ内が洗浄されます。
うがいを終えたら汚れた溶剤をなるべく高い圧力でエアブラシから吹きだします。
このとき先端をティッシュなどで軽く包んでおけばノズル部分も洗浄されます。
後は溶剤を変えて濁りが消えるまで同じことを繰り返します。
これがエアブラシの基本的な洗浄です。↓こんな感じ。
うがい状態 ノズルキャップを緩める
ただしこの方法だと、完全に内部全てをキレイに洗浄できるわけではないので、
ときには分解清掃が必要になります。
ここでは、ダブルアクション方式のエアブラシの分解をやります。
シングルアクション方式も内部のパーツが少し違うだけで基本は同じです。
エアブラシ後部を反時計まわりに回すと、「テールキャップ」を取り外すことができます。
すると内部構造が現れます。
次にニードル(針)を固定している「ニードルキャップネジ」があるので、
それも同じように回して取り外します。
すると「ニードル」が引き抜けるようになります。
このニードルは塗料の流量を調節する大切な部品なので、先端を曲げたりしないように
慎重に引き抜きます。
この針の前後運動で塗料の送る量が決まるのです。
ニードルを引き抜いたら「スプリングストッパー」があるのでそれも回して
取り外します。
回すのはすべて反時計回りです。
スプリングストッパーは下の3つの部品から成っています。
スプリングストッパーだけ先に外れる場合もありますが
「スプリング」と「ニードルチャック」も簡単に取り出せます。
最後に「ボタン」を取れば後部の分解は終わりです。
ボタンには向きがあるので組み上げるときには注意してください。
ボタンの下側が凹んでいる方が後ろになります。
まぁ間違って組み上げても動作にそれほど支障はないですけど。
次に先端部分を分解します。ここは今までとは逆の時計まわりに回せば外れます。
ここは2つの部品から成っています。「ニードルキャップ」と「ノズルキャップ」です。
これが分解した全パーツ。
①テールキャップ②ニードルキャップネジ③ニードル④スプリングストッパー
⑤スプリング⑥ニードルチャック⑦ボタン⑧ニードルキャップ⑨ノズルキャップ
エアブラシの種類によっては内部構成パーツが異なるのですべて同じというわけでは
ありませんが、これで基本的な分解は終わりです。
ここまで分解すれば大抵のことは大丈夫。なんとかなります。
次のページでエアブラシの清掃をします。
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