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エアブラシメンテナンス・洗浄
続きです。
前回は分解したので今回は洗浄です。
分解した部品をうすめ液に漬けて洗浄します。
先端部のノズルキャップとニードルキャップは塗料がこびり付いていることがあるので
とくに念入りに。
ニードルの先端はエアブラシにとって最重要部分なので曲がったりしていないか
確認します。
問題なければニードルをキレイにするだけで下手に触らないほうがいいです。
ただし、意外と気が付かないうちに先端が曲がっていたりすることもあります。
曲がっていたりしたら折れないように注意して直す必要があります。
折れたら終わりです。ニードルを購入しないといけなくなります。
必要であれば紙ヤスリなどを使って先端を撫でて尖らせたりします。
くれぐれも無理な力は加えないように。
エアブラシの塗料を入れるカップの中にうすめ液を入れます。
先端を上に向ければ、カップに入れたうすめ液が逆流して後部に流れ込んできます。
後部をしっかり指で押さえて、うすめ液がこぼれないようにして上下にゆっくり振ります。
こうすることで、うすめ液がエアブラシ内部を流れて洗うことになります。
うすめ液が汚れたら交換して繰り返します。
ボタンなどの動きが鈍ったりする場合の多くは、ここに塗料がが逆流して
こびり付いて動きを妨げているからです。
筆や綿棒などを使って奥までキレイに清掃します。
エアブラシを使っていると知らず知らずのうちに先端を水平より上に向けて
使ったりしていることがあります。
そうすると、いくら0リングなどの逆流防止のパッキンがあっても
ニードルは動くので、わずかな隙間からでも塗料は逆流して後部に流れ込んできます。
エアブラシを使うときはあまり上に向けないように。
カップの中もキレイに清掃します。
この奥にボタンがあります。
この奥のボタンのスプリングの力で前ページの⑦ボタンが上下するのです。
この奥のボタンも分解できますが、分解は容易にできても、
組み上げは専用の工具がないと面倒なのです。
エアーが出る部分で分解までは必要ない場所ですが、動きが鈍くないかぐらいは
清掃のついでに確認しておくといいです。
おススメはできませんが、専用の工具がなくても器用な人ならなんとかなるので
自信があれば分解してもかまいません。
分解はエアのホース側からできます。
キレイになったらティッシュや綿棒でうすめ液をふき取ります。
⑦ボタンにグリスを付けます。摩耗を防ぎ、動きがスムーズになるようにです。
ほんのちょっとでいいです。
ボタンの動きの鈍くなる原因のほとんどが、塗料が逆流して後部に流れ込み、
各部の動きの妨げとなることですが、
とくに、このボタンに塗料が付くとすぐに動きが悪くなります。
動きが悪くなった場合はまずここを疑ってみましょう。
このグリスを塗った部分が先ほどの秘密のボタンを押し込む部分です。
ここに塗料が付くと、塗料によって動きが阻害され、
スムーズに上下、前後に可動してくれなくなるのです。
エアブラシの先端はまだ分解できます。
⑩の「ノズル」を取り外すにはエアブラシに付属している工具が必要になります。
徹底して清掃するときはここも分解して清掃します。
ここまで分解して清掃すればエアブラシのメンテナンスは充分なので、
末永く愛用できると思います。
後は前ページの逆の手順で組み上げればメンテナンスは完了です。
ちなみにこれがエアブラシに付属しているノズルを分解する工具。
無くさないように。
エアのボタンを分解する工具は付いていません。売っているかどうかも不明。
自作するしか・・・まぁ作れないというほどのものでもないですけど。
そしてこれがホームセンターで300円ぐらいで買ったグリス。
これが一番安かったのですが、なぜか一番量がありました。
エアブラシに使う程度だと1000年ぐらいは余裕で持つと思われます。
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