初心者講座

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パーティングラインの処理


パーティングラインの写真

 これがパーティングライン。

 パーツによっては目立たない
 ところにあって
 見過ごしてしまうことも。

プラモデルの金型は上下に分かれていて、合わされたそこに樹脂を流し込んで
パーツが成形されます。
そのため上下金型の分割線に沿って、パーツ表面に一周ぐるりと回るように
わずかに線状の突起や段差となって痕跡が残ります。
これがパーティングラインでパーツによっては横にあったり縦にあったりします。


ヤスリを掛けているところの写真

パーティングラインの処理は、パーツ表面などの完成後に見えてしまう部分や
パーツの合わせを良くする必要がある部分を均一にしていく作業です。
通常はゲート処理と一緒にやってしまいます。
表面上の簡単な部分なら写真のようにヤスリを掛けて消していきます。


ヤスリを掛けているところの写真

 完成したパーツ。

これでパーティングラインは完全に消えました。
ゲート処理、ヒケ処理も同時に行いましたのでかなりシャキッとしたと思います。


パーティングラインの写真

 パーティングライン2

パーツによってはこのように凹んだ部分をまたいでパーティングラインがある
場合もあります。


ヤスリをかけていろる写真

同じようにヤスリを掛けてみます。


ーティングラインを消している写真

表面のパーティングラインは消えましたが、溝の部分は残ったままです。


ーティングラインを消している写真

こういうときはナイフをカンナ掛けの要領で削ります。


ヤスリで修正写真

最後に細かく折ったペーパーなどでカンナ掛けした部分をならします。


ヤスリで修正写真

 完成。

溝部分のパーティングラインも消えました。
キットの中には目立たないようにパーツの端のエッジ部にパーティングラインが
くるように設計されているものもあります。

目で見てもわかりにくく見過ごしがちになりまが、わずかに尖った状態になっているので
塗装したとき塗料が溜まったり、完成後そこだけ擦れて塗装が剥げてしまったりするので
よく確認してそこもヤスリを掛けてならしておく必要があります。

円柱状のパーツや円形モールがある場合は、金型の分割から、ほぼ確実に
円のを中心を通るように真ん中にパーティングラインがあります。
パーツに円形の部分があれば注意して確認しなくてはいけません。

パーティングラインは少しのヤスリがけで対処できるものもあれば
酷い時は段差となってヤスリでは対処しきれないものまであるので
そのときはパテなどで埋めたりして処理します。




ヤスリで仕上げている写真

  ときにはこのように刃先の湾曲している
  ナイフがあれば、普通のナイフでは
  難しい部分もできます。

平面を出したり切ったりには向きませんが、他を傷つけず一部分だけを削りたい場合に
役立つのです。

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