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パーティングラインの処理
プラモデルの金型は上下に分かれていて、合わされたそこに樹脂を流し込んで
パーツが成形されます。
そのため上下金型の分割線に沿って、パーツ表面に一周ぐるりと回るように
わずかに線状の突起や段差となって痕跡が残ります。
これがパーティングラインでパーツによっては横にあったり縦にあったりします。
パーティングラインの処理は、パーツ表面などの完成後に見えてしまう部分や
パーツの合わせを良くする必要がある部分を均一にしていく作業です。
通常はゲート処理と一緒にやってしまいます。
表面上の簡単な部分なら写真のようにヤスリを掛けて消していきます。
これでパーティングラインは完全に消えました。
ゲート処理、ヒケ処理も同時に行いましたのでかなりシャキッとしたと思います。
パーツによってはこのように凹んだ部分をまたいでパーティングラインがある
場合もあります。
同じようにヤスリを掛けてみます。
表面のパーティングラインは消えましたが、溝の部分は残ったままです。
こういうときはナイフをカンナ掛けの要領で削ります。
最後に細かく折ったペーパーなどでカンナ掛けした部分をならします。
溝部分のパーティングラインも消えました。
キットの中には目立たないようにパーツの端のエッジ部にパーティングラインが
くるように設計されているものもあります。
目で見てもわかりにくく見過ごしがちになりまが、わずかに尖った状態になっているので
塗装したとき塗料が溜まったり、完成後そこだけ擦れて塗装が剥げてしまったりするので
よく確認してそこもヤスリを掛けてならしておく必要があります。
円柱状のパーツや円形モールがある場合は、金型の分割から、ほぼ確実に
円のを中心を通るように真ん中にパーティングラインがあります。
パーツに円形の部分があれば注意して確認しなくてはいけません。
パーティングラインは少しのヤスリがけで対処できるものもあれば
酷い時は段差となってヤスリでは対処しきれないものまであるので
そのときはパテなどで埋めたりして処理します。
平面を出したり切ったりには向きませんが、他を傷つけず一部分だけを削りたい場合に
役立つのです。
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