凹状の底・可動部の調整
凹状の底辺を平らにするのはけっこう難しいです。
凹んでいて四方に壁があるのでヤスリやナイフがあまり動かせず
キレイに修正しにくいのです。
とくに小さい部分だと尚更です。そこで簡単にできる小技です。
写真はライフルのスコープサイト部分です。
ライフルなどの銃関係のパーツは半分に分割されていることが多いです。
それ自体は継ぎ目を消すことは難しくありませんが、
銃にはスコープサイトという凹んだ部分があり、プラモデル専用彫刻刀でも
小さすぎて刃が入らないためにキレイに修正しにくいです。
それにスコープサイト部分なので出来る限りキレイに塗装したいです。
そういう場合の小技です。
プラ板を凹状部分と同じ形に切り出します。
これは凹部分に合わせて作ります。
プラ板ですが、場所にもよりますが0.3㎜程度のなるべく薄いものを使います。
凹んだ底辺に張り付けたら完成。
これも一種のごまかしではありますけど。
これはいろいろなところで応用できる小技なのです。
ガンダムやジムなどのセンサーカメラ部分に。
継ぎ目がなくても、ガンダムやジムなどのセンサーカメラ部分は塗り分けが難しいです。
小さいのでマスキングもシンドイですし。
でもこの方法だと塗装してから接着すればいいので、塗り分けの必要もなくなります。
中心に繋ぎ目があります。これを接着して消すのは大変です。
パネルラインとするのも手抜き感があります。
そこで凹状の底部をプラ板を貼り付けて平らにして、それ以外をパネルラインとします。
このように、底部を平らにすれば他をパネルラインとしても
それほど違和感は感じません。
ディティールアップと言い張れます。
可動部分の調整。
塗装して可動部分を動かすと、パーツとパーツが擦れて塗装が剥げます。
しかしせっかく可動モデルなのでポージングぐらいはカッコよく決めたいです。
こういう場合の可動部分の小技です。
矢印のように左右に可動します。
パーツどうしのクリアランスが少ないです。
このまま塗装すると、可動させたときにパーツが擦れて塗装が剥げてしまいます。
擦れる部分を少し削ります。
あまり削りすぎると隙間が空きすぎるのでほどほどで。
削るだけでも隙間ができるので、ちょっとした部分ならこれで充分なのですが、
大きなパーツどうしだと少し不安です。
そこで0.5㎜ぐらいの薄いプラ板でスペーサーを作って可動部分に組み込みます。
見えない部分なのでそれほどキレイに作らなくても大丈夫。
これで、パーツ同士が接触することがなくなるので、可動させても擦れることがなく
塗装も剥げにくくなるのです。
これは全ての可動部分に使える小技ではないですが覚えておいても損はないと思います。
管理人はギミックがとても好きなので無駄にしたくないのです。
塗装すれば複雑な変形は無理でも、軽いポージング程度は楽しみたいのです。
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