プラモデル制作記

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MSN-06S シナンジュスタイン制作



秘密にすると書くことが無いのでちょっとだけやります。

シナンジュスタインパーツ写真
これが最も一般的な塗装。
パーツにサーフェイサーを吹いてキズなどを埋めて表面を均一にしてから、
塗料で 塗装してデカールを貼ります。これはその断面図です。
これにツヤ消しなどでツヤの調整をして完成。
大抵はこんな感じで完成です。

これの最も大きな利点は、塗装が最低限の薄さに出来ることだと思います。
塗料を厚くするほど、パーツの角や尖った部分は塗料で丸くなっていきます。
結果、塗装して完成させると、素組みよりも全体的にダルく感じるようになります。
なので、塗装は最低限薄くするのが理想です。
その理想に最も近いのですね。
ぶっちゃけ、最もカッチリした完成をさせたければ塗装しないことなんですけどね。
塗装すればどうしてもその分ダルくなります。

これの欠点は、塗装があまり強くないことです。
特に角部分の塗装は弱く、直接メインの塗料なので下手にキズ付くとすぐに下地が出てきます。
更に問題なのがデカール。
こんな薄っぺらいものがノリで付いているだけなのです。
意外と単に剥げたりキズになります。

ロボット以外のキットならこれでもそれほど問題は無いかも知れません。
完成させるとほとんど触ることがないですから。
しかし、ロボットは組み上げるときにさえ触れたりしますし、立たせるだけで足の角度を変えたり
武器を持たすなど、触れることの多いキットです。
角部分やデカール部分に触れずに組み上げることなどほぼ不可能です。
おかげで、気が付けば塗装が剥げていたりデカールにキズが付いていたりなんてことが
あったりします。

さらに、デカールは空気に触れていると時間と共に劣化していきます。
長い年月にはノリが弱くなったり変色したりします。


シナンジュスタインパーツ写真
そういう問題を防いだり、デカールの余白や段差を消すためには
図2のようにクリアー層で保護してやる必要があります。
この後にツヤ消しなどでツヤの調整して完成。
これなら、メインの塗料やデカールに直接触れることは無いのでキズなどに強くなりますし、
デカールも空気に触れることが無くなるので劣化しにくくなります。
これが最大の利点。

で、最大の欠点が、塗装が厚くなることなんですよね。
塗装が厚くなるほど、素よりもダルくなります。

ここで、どうしても2択になっちゃうんです。
塗装が薄いけど弱くて劣化しやすい方か、
塗装が厚いけど強く劣化しにくい方かと。

結局、総合的なことを考えて後者を選んでいたわけです。
が、最近あることに気が付きました。

サーフェイサーの役割です。

1・ヤスリなどのキズを埋める。
2・塗料が剥げないように食いつきを良くする。
3・パテや接着した時のなどの素材の違いなどによる質感の変化防止。

これがサーフェイサーの主な役割です。
このうち1の「キズを埋める」が一番塗装の厚くなる原因だと思います。
しかし、キズを埋めるのは塗料でも埋まります。
なにもサーフェイサーだけに全てを任せなくてもいいのでは?と。


シナンジュスタインパーツ写真
これが今回の試み。
キズ埋めをサーフェイサーだけでなく塗料にも分担させようと言うわけです。
キズなどを埋めなくていいならサーフェイサー部分は最低限の厚さで済みます。
ここを限界まで薄くして、クリアー層も出来るだけ薄くして、
塗装の厚さを図1に近づけることが目的です。

ただし、これだとデカールの段差を完全には消せません。
僅かに残りますが、最近のガンダムデカールは結構薄くなってるんですよね。
これなら、かなり分からなくなるのではと。

これが基本的な考えです。

で、実はここから先が重要なのですが、
これをやると塗料メーカーがいやあな顔をしそうなのですよね。
なので、ここから先は秘密。

そもそも塗料が進歩しないのが問題。
管理人の知るだけでも40年以上何も変わってないように思います。
種類は色々増えましたが特性は全然変わっていないのではないかと。
いい加減そろそろ、もっと強い塗料とか薄く塗れる塗料をプラモデル用でも作ってくれませんかね?


シナンジュスタインパーツ写真
まあ、そんな感じですかね。
要するに塗装の強さ劣化しにくさと薄さを両立出来ないものかと。


シナンジュスタインパーツ写真
そういうわけで、今回はキッチリ感を知りたいのでドライブラシはしないことにします。


シナンジュスタインパーツ写真
最近のガンダムデカールですが、水に浸すと結構速く溶け出して
待つ時間が減って使いやすくなっています。
それに、白浮きが嫌なのでマークセッターを塗布してから
デカールを貼っていたのですが、最近はこの方法は無理になってきています。
ちょっと手間取ると位置を決める前にデカールが柔らかくなります。
おかげで、デカールを貼って後にマークセッターを塗布しないといけなくなりました。
デカールの素材がそれだけ薄くなったのだと思います。
それとも、材質を変えたのかも知れません。


シナンジュスタインパーツ写真
たぶん、デカールの跡を少なくするために薄くしたのだと思います。
以前ならマークソフターも使っていたのですが、もはやこれは必要ないですね。
マークセッターだけでも十分柔らかくなるようになりました。
おかげで油断のできないデカールになっていますけど。


シナンジュスタインパーツ写真
今回は研ぎ出しまではしていません。
研ぎ出しをするとクリアーを厚くしないといけません。
そうすると、塗装を薄くするという今回の意図と変わってきますので。
おかげで、少しデカール跡が分かります。
デカールが薄くなっているとはいえ、やはり完全に消し去るには研ぎ出しが必要みたいです。


シナンジュスタインパーツ写真
今回はもう一つは赤で塗装すると言いましたが、ちょっと保留。
取りあえず1体完成させてから考えます。


シナンジュスタインパーツ写真
脚部をどうしますかね、やっぱり分解して削り直すか・・・
あれを分解するのは嫌なんですけど。
無傷とはいかないだろうなあ・・・


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