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合わせ目処理・1
合わせ目とはパーツとパーツを張り合わせたときの継ぎ目のことです。
この継ぎ目が見えない位置にあればいいのですが、
あって欲しくない場所にある場合は消してやらないといけません。
完全に消してしまう方法と、上手く利用する方法があります。
こういう円柱状のパーツは二つに分割されていることが多く
継ぎ目があると完成後の見栄えがよくないです。
これは、プラセメントのプラを溶かすという性質を利用した方法です。
接着したいパーツ両方の接着面に樹脂入りタイプのプラセメントを多めに塗ります。
一度ではプラを溶かしきれないことがあるので間を開けて3~4度塗ります。
プラセメントを塗ってしばらく置いてから、パーツ同士を張り合わせ左右から
強く押さえつけます。
場合によっては押さえつけながらグリグリします。
そうすると、溶けた樹脂が継ぎ目にそって盛り上がってきます。
この溶けてプラと混ざり合った樹脂が隙間を埋めてくれるのです。
充分に乾燥させたら余分なはみ出した樹脂をデザインナイフなどで
切り落として成形します。
溶けだした樹脂はすぐには乾燥しないので時間を置く必要があります。
2~3日ぐらいでは乾燥しないこともあるので注意。
表面は乾燥しているように見えても、中は乾燥していない場合もあるからです。
場合によっては一週間ぐらいは放置しておいた方がいいです。
乾燥させるときは輪ゴムやクリップなどで押さえつけておけば
気泡が入らずしっかり接着できます。
最後にペーパーで仕上げます。
乾燥不足だと樹脂が動いてキレイに削れないばかりか、表面だけの乾燥だと
そのときはキレイに仕上げられても完全に乾燥したらヒケて継ぎ目が現れてくるので
しっかり乾燥してからこの作業をする必要があります。
キレイに修正できれば完成です。これで継ぎ目が完全に無くなりました。
この方法は時間は掛かりますが成形色を生かしたまま出来て、
なにより簡単なのです。
大きなパーツや乾燥不足で継ぎ目が上手く消せなかった場合はパテも使って修正します。
パテは「サーフェイサープライマー」という隙間埋め用のものがあるので
それを使ってもいいし、溶きパテ(ラッカー系のパテをラッカー系塗料の溶剤を
加えたもの)でも大丈夫です。
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